「何か手に職を付けたい」「そのためにも資格が欲しい」そんな方の間で、今取得を目指す方が増えている資格『整理収納アドバイザー』
整理整頓の知識を身に着けて、自分の生活にだけでなく家族や知人にアドバイスがしたい方や、住宅関係のお仕事をしている方などにも人気の資格です。
そもそも整理収納アドバイザーはどんな資格なのか?どうやって取得できるのか?資格取得に必要な条件や値段、それぞれ取得方法ごとの費用を比較してご紹介いたします!
整理収納アドバイザーの資格について
整理収納アドバイザーは『国家資格』ではなく、民間団体が独自で講座や検定を作って運用をしている『民間資格』です。
主に資格取得のための講座の受講や認定試験の提供を行っているのは、以下の3つになります。
- ハウスキーピング協会
- 日本ライフオーガナイザー協会
- 生涯学習のユーキャン
有名な通信教育講座のユーキャンでも、整理収納アドバイザーの受講が可能です!
1. ハウスキーピング協会
整理収納の資格で認知度が高いのが、NPO法人 ハウスキーピング協会が提供する『整理収納アドバイザー』です。ハウスキーピング協会では、個人への講座だけではなく社内研修の企画・講師派遣なども行っています。
受講・取得できる資格と費用
講座 | 受講料 | 1次試験 | 2次試験 | 合計 |
整理収納アドバイザー1級 | 36,300円(税込) | 11,000 円(税込) | 13,200円(税込) | 60,500円(税込) |
整理収納アドバイザー準1級 | 23,600円(税込) | なし | なし | 23,600円(税込) |
整理収納アドバイザー2級 | 36,300円(税込) | なし | なし | 36,300円(税込) |
整理収納アドバイザーの準1級と2級は、オンラインまたは全国各地で開催されている講座を受講することで1日で資格を取得することができます。
プロの整理収納アドバイザーとして活躍することができる、整理収納アドバイザー1級は準1級の認定講座受講後、1次試験・2次試験に合格することで資格を取得できます。
そのため、はじめから1級の資格取得まで目指す場合は、【準1級の受講料23,600円+1級の受講料36,300円=合計59,900円】と両方の受講料が必要となります。
「整理収納アドバイザー」と名乗ってお仕事ができるのは1級取得者のみ!プロとして活躍にしたい方は、1級の取得を目指しましょう。
ハウスキーピング協会の特徴
- 整理収納アドバイザー有資格者数14万人以上(2020年10月現在)
- 「シンプルスタイル大賞2020」金賞受賞
- 資格取得者向けコミュニティあり
- 整理収納アドバイザー以外の資格も充実
受講者の声・口コミ
2. 日本ライフオーガナイザー協会
一般社団法人 日本ライフオーガナイザー協会が提供する『ライフオーガナイザー®』
モノを整える・捨てることよりも、本格的な思考の整理からはじめるコンサルティング型の片づけが特徴的な資格です。
受講・取得できる資格と費用
講座 | 受講料 | 認定試験 |
ライフオーガナイザー入門 | 3,300円(税込) | なし |
ライフオーガナイザー2級 | 23,650円(税込) | なし |
ライフオーガナイザー1級 | 96,800円(税込) | あり |
入門講座はライフオーガナイザーの基礎を学ぶ講座です。資格を取得する前に、どんなものなのか知りたい人向けの講座です。入門講座を受けずに、2級から受講することも可能。
プロとして『ライフオーガナイザー®』を名乗って活動ができるのは1級取得者のみ!
1級を取得するためには、先に2級の受講が必要なため【2級の受講料23,650円+1級の受講料96,800円=合計120,450円】と両方の受講料が必要です。
また、1級取得後に『ライフオーガナイザー®』と名乗り商業活動するためには、協会の正会員登録が必須となっています。登録には、入会金15,000円+年会費15,000円の会費が必須です。
日本ライフオーガナイザー協会の特徴
- 約30年の歴史ある米国のプロフェッショナル・オーガナイザーの日本版
- プロの協会の国際連盟(IFPOA)に加入
- 毎年海外で活躍するオーガナイザーを招いたカンファレンスを開催
受講者の声・口コミ
3. 生涯学習のユーキャン
通信教育講座で有名な生涯学習ユーキャンでも『整理収納アドバイザー』の2級と準1級の受講が可能です。気軽におうちで、資格受講ができるのが特徴です。
受講・取得できる資格と費用
講座 | 受講料 | 認定試験 | 合計 |
整理収納アドバイザー2級・準1級 【一括払い】 | 49,000円(税込) | あり | 49,000円(税込) |
整理収納アドバイザー2級・準1級 【分割払い】 | 3,800円(税込)×13回 | あり | 49,400円(税込) |
ユーキャンの通信講座では、ハウスキーピング協会が提供する『整理収納アドバイザー』の2級と準1級の両方を同時に取得が可能です。
既に2級の資格を取得済みの方も、2級と準1級の両方の講座を受けることになります。
ユーキャンでは1級の受講と受験ができないため、整理収納アドバイザーのプロとしての活躍を目指す場合は準1級を取得後に、ハウスキーピング協会が提供する1級の講座受講と認定試験を受けましょう。
生涯学習のユーキャンの特徴
- 2級・準1級の両方の資格を同時に取得ができる
- 自宅から気軽に受講・取得ができる
- 受講期間内であれば講師への質問と添削も可能
受講者の声・口コミ
1級取得までにかかる費用を比較
『整理収納アドバイザー』と『ライフオーガナイザー®』ともに、お仕事として資格を活用したい場合は商用利用が可能な1級の取得が必須です!
1級取得までにかかるトータル費用は、どこが一番安いのか比較してみましょう。
整理収納アドバイザー1級取得の合計費用
準1級 取得費用 | 1級 取得費用 | 合計 | |
ハウスキーピング協会 | 23,600円(税込) | 60,500円(税込) | 84,100円(税込) |
生涯学習のユーキャン | 49,000円(税込) | 60,500円(税込) | 109,500円(税込) |
同じ整理収納アドバイザーの資格でも、1級取得までにかかるトータル費用は、ハウスキーピング協会がユーキャンよりも『差額25,400円』安い!
整理収納アドバイザー1級の受講条件となる準1級の取得が、ハウスキーピング協会では単体で受けられるのに対して、ユーキャンでは2級と準1級の両方がセットになっているのがポイント。
2級と準1級どちらも取得したい場合は【ハウスキーピング協会59,900円-ユーキャン49,000円=差額10,900】と、ユーキャンで取得する方が値段が安くなります!
最短での1級取得を目指すのか、2級・準1級と両方を取得してから1級取得を目指すのか。選ぶ方法によって、かかる費用が変わってきます!
ライフオーガナイザー1級取得の合計費用
2級受講費 | 1級受講費 | 商用利用料 | 合計 | |
日本ライフオーガナイザー協会 | 23,650円(税込) | 96,800円(税込) | 入会金15,000円+年会費15,000円(非課税) | 150,450円(税込) |
ライフオーガナイザー®の資格取得が可能なのは、日本ライフオーガナイザー協会のみです。整理収納アドバイザーの資格と大きく異なるのが、1級取得後も商用利用料として協会への入会金と毎年の年会費が必要となります。
毎年維持費が必要となるのがネックで、せっかく資格を取得したのに退会してしまう方もいるのだとか・・・。
国際連盟(IFPOA)に加入している点や、アメリカではメジャーな資格の日本版でもあることから「国際的に活躍したい!」「プロとしてガッツリ活躍したい!」といった、本気度の高い方向けの資格です。
まとめ
今回は整理整頓に関わる資格『整理収納アドバイザー』と『ライフオーガナイザー®』、それぞれ資格の違いや取得に必要な費用についてご紹介いたしました!
資格取得のポイント
- 資格を活かしてお仕事にしたい方は1級取得が必須
- 自分の暮らしなどに知識を活かしたい場合は2級や準1級で十分
- 最短方法で1級取得を目指す場合はハウスキーピング協会
- 2級と準1級を両方とも取得したい場合はユーキャンが安い
- 国際的に活躍したい方には日本ライフオーガナイザー協会がおすすめ
これから「資格取得を目指したい!」という方は、上記のポイントを参考に自分はどこを目指すのか、どの方法で取得をしたいのかを考えて、それぞれ比較してみましょう。